戦国

中国史

漢楚-項羽

項羽(こう・う。前二三二-二〇二) 項羽は本名を項籍といい、羽は字ではあるが、世には一般に項羽として膾炙する。彼は自立して西楚の覇王を称し、後世の人々は皆彼を楚の覇王と呼ぶ。項羽は下相の人であり、西暦前二三二年、楚の幽王六年に生まれた。代々...
中国史

戦国-王翦

王翦(おう・せん。生没年不明) 王翦は秦の頻陽の人で、戦国末の秦を代表する名将である。深く秦王政に重んじられ、秦始皇の六国併合、天下統一に重大な貢献をした。 戦国末、長らくの封建的割拠とそれに付随する戦争の経過で、中国を一つに統一して戦争を...
中国史

戦国⁻楽毅

楽毅(がっ・き。生没年不詳) 楽毅には楽羊という祖先がいた。楽羊は魏の文侯の将として中山を攻め、文侯から中山の霊寿(常山の近く)に封ぜられた。学羊が死ぬと霊寿に葬られたが、その後子孫は家を終わった。中山が復国して楽家は再興されたが、趙の武霊...
中国史

戦国-呉起

呉起呉起は衛国曹氏の人、生年は不明、没年は紀元前381年。戦国前期の著名な軍事家である。呉起の生きて活躍した時期は、春秋末期から戦国の初めである。これは苛烈さを増し、戦争が頻繁となっていく動乱の時代であった。各国の諸侯は自分の利害にのみ依拠...
中国史

戦国-白起

白起(はく・き。?-前二五七) 白起は邮の人で、通称公孫起。戦国時代の歴史の一時期、秦、楚、斉、韓、趙、魏、燕が並び立って覇を競い合った戦国後半、社会情勢依然として改革と模索の中にあり、頻繁に戦争が起こり、それがあまりに激しいので規模は尚ま...